「水都大阪を体感する『旅』のつくり方」泉英明氏WS取材レポート



「旅」をつくる、なんて何処かワクワク感を誘うような言葉である。



今回の講師、泉英明先生は、
ちょっと違った目線で大阪の街を
堪能できる「まち歩きツアー」を企画する、
旅づくりの名人だ。
 ※OSAKA旅めがねHP:
 http://www.tabimegane.com/



そんな泉先生に旅づくりの極意を教わろうと、
この日8人の老若男女が集っていた。

自己紹介で一人の方がこう言った。


「自分の街の宝を伝える術を身につけたい。」

なるほど、
例えば、東京から友人が遊びに来て、大阪の街を案内することになったとする。
道頓堀に行き、新世界にも行ってみて、串カツを食べる。
たこ焼きも食べる。お好み焼きだって食べる。

それだけでもいいのかもしれないけれど、それだけで本当にいいのかな?
もっと違った大阪の見せ方があるんじゃないかな?

そんな思いで参加されたらしい。

鶴橋キムチづくり体験ツアーや京橋オヤジ体験ツアーなど、
随分とディープな旅を企画してきた泉先生なら、
きっとその疑問に答えてくれるに違いない。




泉先生の旅づくりの秘訣は、とにかくやってみること。

「〜やってしまおう!」という口癖からも伺えるように、
思いついたコースは何回も「試し歩き」を繰り返す。
その中で、地域に住んでいる人たちとも実際に話し、
色んなアイデアを貰って、協力してくれる人のネットワークを広げていく。
実は、まち歩きする側だった人が次回は旅を企画していたりもするらしい。

そんな色々な方向の広がりが生まれることが大事だし、面白い。


今回のワークショップで作られた旅も、
参加者ひとり一人の背景が詰まった独自のものとなった。



水都大阪にちなんで、陸からではなく川から大阪を見てみよう。
この辺りは景色も単調だから、その間に船でたこ焼きづくり体験をしてもらおう。
食事も、すき焼きやうどんとか、東京の味と比べてもらったらどうだろう。

40分という短い時間で、ちょっと違った目線のまち歩きツアーが堂々完成した。
そして、このツアーは水都大阪のイベント「大阪まち歩きCUP」に加えられることに。

また1つ新しい広がりが生まれた瞬間だった。


こうやって、水都大阪2011には色々な人が関わり、
本番に向けてちょっとずつ形になっている。

その過程を捉えて、水都大阪の魅力をより伝えんとするレポート、まずは第一弾でした!




文章/しゅうさく
写真/ニィサン

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