水都レポーターズWS「アイデアを発想しよう!中之島でしたいこと」

 2012年4月8日、江之子島文化創造センターのオープニングイベントの一つとして、水都レポーターズによるワークショップ(以下WS)を「アイデアを発想しよう!中之島でしたいこと」と題して開催しました。



 水都大阪フェスの舞台でもあった中之島公園で、市民としてしたいこと、チャレンジしてみたいことを、水都レポーターズが編み出した「カラフルチェーン」という発想ゲームをしながら、意見を出し合いました。ゲームの最後には、その意見を一つの企画として名前を付けて、10個の企画が出来上がりました。
さらに、センターオープニングイベントであるポストイットツリーにも貼り付けて、企画をPRしました。今回は、レポーターズの“たま”からWSの感想を、ファシリテーターのヨシフルからWS当日のレポートです。


◆ 笑いっぱなしのワークショップ(たま)

WSってこんなに笑うものだっけ・・・?」
「カラフルチェーン」は、参加者が「したいこと」を書いた付箋に、自分の意見や「したいこと」「できること」「求められること」をつなげていく発想ゲームです。
 ゲームの最中、人が書いた付箋を見ながら、発表を聞きながら、笑いました。特に、意見発表では全員が爆笑するくらい個性的なアイデアが出ました。


ここで、したいこと「芝生でファッションショー&試着」の付箋の回りを見てみましょう。この付箋の近くには、したいこと「異性の服をしんけんに着てみる」がありますね。これはきっと男性ですね。
できること「古着ならいっぱいある」、服の提供の申し出です。
できること「青空の下でベストショットを撮る」参加者の中で、カメラマンをかってでる人がいました。
求められていること「ファッションを通じたコミュニケーション」
求められていること「女装を気軽に楽しむ」…個人の願望も入っているようです。

このような、たくさんの付箋に書かれた「したいこと」「できること」「求められていること」をつなげてできた企画は、全部で10個。

   夜から昼まで中之島を満喫
    夜の中之島満喫プラン
    夜の中之島の出会い
   中之島の夜から昼までゆっくり
   こっそり見せてほほえむ会
    YBQ(※闇バーベキュー)
   世界のランチ会
   たたかう中之島(ゲーム、昼寝付き)
    新たな自分に出会う会(※ファッションショー)
   燃えろ我らがログハウス

WSを終えて、一つ一つの付箋がつながっていき、自分のアイデアが一人歩きしていく面白さを感じました。私は知人と参加していたのですが、付箋に知人の意外な一面を垣間見たり、知らない特技を発見したりで、顔見知り同士でしても、意外性にあふれた楽しいWSになると思います。




◆ファシリテーターデビュー(ヨシフル)

WS当日は、宣伝をほぼしていなかったので参加者がいないことも覚悟していましたが、参加者がいて下さってほっとしました。
改めて、カラフルチェーンは、会話をせずにお互いを知る有効な方法だと思いました。寡黙な人や雄弁な人を問わずに、互いに意見を交わせるのがこのゲームの醍醐味です。また、出来上がった企画は各人の個性が交じり合ったもので、その多彩さには驚きがあり、、発想が連鎖的に広がるのはエキサイティングな感覚です。
反省点は、最後に意見を繋げて名前をつけるゲームをした際に、手本を示すのを疎かにしてしまったところ、やはり戸惑う参加者が出ていました。この手のゲームは、初めての参加者に対しては、「してみて、させてみて、もう一度させてみる」ぐらい丁寧に手順を示すのが大事だと感じます。
また、企画の場所を中之島公園としましたが、その場所性を十分に取り入れた企画が出来上がらなかったのは、もう一工夫が必要だと感じました。例えば、中之島の特性について、参加者で意見を出しあって、共通認識を作っておく、または共通認識を3つ輪に組み込むなどの工夫が必要だろう。改善の余地があると思います。
今回のWSは考える時間を2分といいながら、実際は2分にはしていませんでした。WSの作業の際には、時計ではかる仕草をみせるが、厳密には守らない」というのを実践してみました。
遅い人の進行を見ながら、その人がうまく考えられるように時間を取るように心がけて、それなりに上手くいったように感じました。
何はともあれ、今回のWSも楽しかった。ファシリテーターとしては、WSが終わったあとに、なんとなくチームに一体感ができているのは嬉しさがありました。リハーサルに付き合ってくれたレポーターズ、サポーター、当日参加してくれた方々ありがとうございました。



プログラム:水都レポーターWS「アイデアを発想しよう!~中之島でしたいこと~」
日時:2012年4月8日(日)1130
場所:江之子島文化創造センター Room8
参加者:5


撮影:たま 
文責:ヨシフル、たま